お仕事であるWebサーバー管理を任されておりまして、やや困ったことを経験したので備忘のためご報告。
実は、ちょうど先週あたりから、このWebサーバーがダウンするということが頻発しておりましてなかなかに胃が痛い思いをしておりました。
というのも、このWebサーバーはWindowsのいわゆるIISってやつで動いておりまして、httpdのプロセスがクラッシュする、SSL通信ができなくなる、RPCが全く利用できなくなる、などそりゃヒドイことになっておりまして…(ーー;)
インストールされていたサードパーティーのISAPIフィルタを疑ってみたり、Microsoftのセキュリティーパッチを疑ってみたりと、テストツールから20回/秒のラッシュテストをしてみたり、いろいろとオタオタとやっておったのですが先週末に原因がやっとこさ判明。
調べてみると、ある仮想サイトのログに、1秒間に20アクセス前後のリクエストを送りつけてくる輩が。
USER_AGENTを見てみると、
DoCoMo/2.0 P90liS(c100;TB;W20H10)
ん?携帯電話から1秒間に20回もページ遷移をすることはできないでしょー。
それよりこのユーザーエージェント、P901iS(キュウマルイチ アイエス)ではなくって、P901iS(キュウマルエル アイエス)になってますやんか!
ということで、そのIPアドレスをwhoisしてみると…
China United Telecommunications Corporation(China Unicom)。
お隣の中国からでしたか…
とりあえずこんな奴はまずはアクセス拒否と思って、そのIPアドレス(220.194.55.47)他、同一セグメントのIPアドレスをごっそりIISのアクセス拒否リストに設定。
F/Wでの設定は次の日にすることに。
で、やや安心しながら様子を見ていた19時頃。
またしてもChina Unicomからの攻撃が開始される。
「お、順調にアクセス拒否(403)のログが出力されてるぞ」と安心していた途端に、再びIISがクラッシュ。
え?IISの昨日で拒否するだけじゃアカンの!?
ということで、慌ててF/Wにフィルタを設定。なんとか解決に至ったわけです。
しかし、この220.194.55.47からやってくるロボット、いくらIISとはいえ拒否しているサーバーを落っことすくらいのいったいどんなエゲツないリクエストを投げてるんでしょ。
ちゃんとログを見てれば、すぐに分かったのですが仮想サイトが大量にあったものと肝心のログを見落とした私も悪かったんですが…(ーー;)
それよりも、このChina Unicomからのお行儀の悪いクローラーは有名なようで。
他にも被害あわれた方は、多数おられるようです。(今回のようにIISを使ってはないでしょうけど)
・ブログにP90liSからのアクセス(暇人STRのブログ)
・China Unicomからの大量アクセスを拒否(kawama.jp)
皆さん、チャイナ・アタックには要注意でございます。
タグ ‘セキュリティ’ の記事
中国からの困った訪問者(China Unicom)
QRコードに新規格(セキュリティQRコード)
◎秘密のQRコード
QRコードの生みの親であるデンソーウェーブが、新たなQRコードを開発したようです。
名称は「セキュリティQRコード(SQRC)」というそうな。
デンソーウェーブの発表ページ
専用QRコードリーダーでしか読取ができない非公開部をそなえがらも、従来の通常QRコードリーダーでも公開部のみ読取れるっていうのは、なかなかすごいですね。
ちなみに今回はやはり仕様の公開は無し。そりゃそうだ。「秘密」ですもんね。
主に一般への情報漏えいを防止しながら、利便性を高めるという部分が利用想定なようですが、それ以外に利用方法は無いでしょうか?
新生銀行っぽいメール(フィッシング)
◎あ。フィッシング(phishing)や。
「Illegaly accessed by outside parties!」
こんなタイトルのHTMLメールが来ておりました。
![]()
ただ、日中は基本的にW-ZERO3のnPOPでメールを受信しているため、HTMLのソースしか見えず。
どうやら、
「あなたの新生銀行のアカウントが不正なアクセスによってロックされている」
っと言ってるんですけど、ソースを読み進めて見るといかにもあやしい感じ。
リンク先は「https://direct03.shinseibank.co.jp」と表示してるにもかかわらず、ステータスバーのリンク先は「http://palmarvoyages.com」なる見たことないドメインだったりして。
こういうのって好奇心をくすぐられるんですよー。
で、我慢できずにサイトにアクセスすることに(^^ゞ
![]()
あ~、残念(ーー;)
どうやら閉鎖されてしまっているようで。
ただ、FirefoxのプラグインのMcAfee SiteAdvisorは、「ここヤバイっすよー」って言ってくれています。
URLを一見して安心せずに、こんな類似ドメイン↓も多数あるみたいなんで気をつけてくださいまし。
http://www.shinseibank.com/direct/about_web.html
ブラウザのその鍵マーク大丈夫っすか?(NonIP SSL)
◎PマークがIPアドレス不足の犯人だ!
最近は個人情報保護 ⇒ お問合せフォームのSSL対応っていう流れがあるので、きっとベリサインなどのSSL証明書の認証業者さんはすごく儲かってるんでしょうねー。
Pマークを取得するために、1ヶ月に1回も使われない問合せフォームにお金をかけてSSLの証明書を取得される企業さんも多いんじゃないでしょうか。
通常SSLってのは、同一のグローバルIPアドレスで複数サイトを対応させる事は無理なはずなんで、サイト1個に対して確実にグローバルIPアドレスを消費してしまいます。
ほんともったいないですよねー。
個人的には、このPマークっていうやつが、今後のIPアドレス不足を促進させる犯人だと思ってます。
(お問合せフォームから送信される情報を暗号化するのは、確かに望ましいことなんですけどね)
◎IPアドレスを準備しなくていいSSLサービス
そんな中、ちょっとすごいサービスを発見してしまいました。
グローバルサイン(昔の日本ジオトラストです)がリリースしたNon IP SSLサービスです。
おそらくデータセンターのハウジングサービスでも、IPアドレスが8個プラン、16個プラン、32個プランなど個数が定められているのが一般的なはずです。
そんな中で、調子に乗ってSSLのサイトをたくさん立てると、あっという間にIPアドレスが無くってしまいますもんね。
このNonIP SSLサービスっていうのは、そんなIPアドレス不足に悩むサーバー管理者を救うサービスらしいのです。
IPアドレス不足に悩む今日、まさに地球に優しいSSLなのです(とか言いながらも結局IPアドレスは消費してるはずなんですけど)
Winny特殊第2種免許
◎え?今からWinny始めるんすか!?
先日に知り合いから
「Winnyインストールしたんだけど、なんかエラーが出て動かない。どうすればいい?」
と質問を受けてしまいました(ーー;)
「いやいや、自分でエラーを解消できないくらいならWinny使うのやめなさいって…」
う~ん、Winnyって作者に有罪判決が出てしまった今でもまだまだ新規ユーザーが現れるくらい人気ツールなんですね~。
書店に「裏ツールマニュアル」みたいな本が並んでたりする時代、あんまりPCに詳しくないユーザーでも簡単に利用は出来てしまうので…
◎PCを知らざるものWinnyを触るべからず
実際、いまだにWinny利用による個人情報流出の事件が毎月数件発生してますもんね。(正確にはWinnyが直接の犯人じゃなくって、Winnyを介して感染するAntinny(アンチニー)が原因なんですけど)
【最近の個人情報流出事件】
・三井生命、企業年金の顧客情報など1,501人分がWinnyで流出
・大塚商会 有力見込先企業5488社の情報を流出
・顧客情報約6000件がWinny上へ流出 – ネットマイル
パンダ注意報!!【Fujacks】
◎PCがパンダに乗っ取られる…
去年あたりから流行してきてるウィルスの亜種みたいなんですが、なかなかキュートなパフォーマンスをしてくれるみたいです。
IPAのプレスリリース
どうやら、このW32/Fujacksの亜種は感染したexeファイルなどのアイコンを
『お線香を持ってお祈りしているパンダ』
に変えてしまうそうな(^o^;

このパンダは、共有フォルダなどを通じてネットワーク感染をしたり、WebページにiFlameタグを埋め込み、感染ページを閲覧したPCにも感染をしていくとのことで、こりゃ企業の社内ネットワークがパンダに乗っ取られることも充分ありえますね。
パンダ恐るべし…・
(パンダごときに業務を止められた企業は、たまったもんじゃないですね)
とりあえずは、Windowsのパッチをちゃんとあてていれば、Webサイト経由の自動感染はしないそうなので、パンダにやられる前にちゃんとWindows Updateをしておきましょー。
◎パンダである意味?
しかし、このパンダうまいですね~。
ウィルスでありながら、パンダというミスマッチが感染力をやや高めているのかもしれません(^-^;
これがきっとドクロマークのアイコンならきっとクリックはしないでしょー。
きっと、同じ感染力を持っていても、
・細木数子アイコンなら、感染力:小 破壊力:大
・長澤まさみアイコンなら、感染力:大 破壊力:小
になるような気がしません?
最後に。
あるcnドメインの中国系のニュースサイトでは、「線香を持ってお祈りしているパンダ」をこう表現してました。
『熊猫在日本烧香祈祷』
う~ん、こりゃ破壊力ありそうですね。
System Doctor 2006名言集

◎System Doctor2006見ぃ~っけっ!
先日のDrive Cleanerとの出会いに引き続いての本日のポップアップは「System Doctor 2006」です。
![]()
これもどこぞの海外のサイトをブラウズしていると突然表示されたものです。
このSystem Doctorも、Drive Cleanerと同様に偽のセキュリティ対策ソフトです。
「ファイルがコンピュータにインストールしプライバシーを侵入するのがたぶん分からず、お仕事とご結婚が危険です。」
という強烈なメッセージでユーザーの心を捉えた「Drive Cleaner」と比較すると、ややインパクトの弱いポップアップですね。
日本人ブロガーの心をつかむという意味では「Drive Cleaner」の勝利かもしれません(^_^;)
(「Drive Cleaner」のすごさは、「Drive Cleanerが跡の危険にたぶんできます?」をご参考)
ただしこのSystem Doctor2006は、Drive Cleanerと比べると非常にしつこい!
以下、閉じるボタンを押した結果、順番に表示されたポップアップです。
全てのページにウィルスが仕込まれた社長ブログ【Scob】
◎おいおい…なんだねこのScriptは…
「なんかこのページを見ると、ウィルスがどうのこうのって、ウィルス対策ソフトが言ってくるんですけど…」
今日ある人が私のところに。
ページを見てみると、何やら外資系の企業への就職をサポートするようなサイトです。
「え、○○君って外資系で働きたいたいの?」
「いやいや、そういうことでなくて…」
そのサイトのURLを教えてもらって、自分のパソコンのFirefoxから開いてみると、タスクトレイにJavaのアイコンが表示されて、確かに何やら怪しげな動きをしています。
「ちょっとページのソース見てみるわな」
で、ソースを表示してみるとHTMLソースの最後の方に
</DIV>
<script>x=81;es="53;…省略……eval(ds)</script></body>
</HTML>
</HTML>の閉じるタグの直前にスクリプトなんて、怪しぎです(ーー;)
Drive Cleanerが跡の危険にたぶんできます?
◎オレオレ セキュリティー対策ソフト「Drive Cleaner」と接近遭遇!
ついに出会うことができました!
「Drive Cleaner」!
(最近はYouTubeを見てるだけでポップアップしてきたなんていうブログもよく見ますよね)
ニュースサイトなどで目にする偽セキュリティ対策ソフトウェア「Drive Cleaner」はあたかもウイルスのスキャンをしているかのようなアニメーションが表示されると書いてあったので期待していたのですが、私が出会ったのはダイアログだけのしょぼいバージョンでした。
ちょっとガッカリな感じです(ーー;)
日本語のUIを持つ詐欺的セキュリティソフト「DriveCleaner」(INTERNET Watch)
◎恐るべし!Drive Cleanerの日本語
しかし噂どおり確かにすごい日本語ですねー。
![]()
![]()
どこぞのサイトの翻訳サービスや、中国製の花火の注意書きのようですわ(^-^;
試しにウイルスを飼ってみる
◎ウィルスを作成してみよう!
へ~ウイルス対策業界でこんな統一規格があったんですねー。
各種アンチウイルスソフトで「これはウイルス!」と判定してくれる無害なテスト用ファイルです。
EICAR test fileウイルス情報(McAfee)
上記のサイトに記載されている通り、メモ帳などのテキストエディタを開いて以下の赤字のテキストをコピー&ペーストして「EICAR.COM」という名前で保存するとできあがりです。
X5O!P%@AP[4\PZX54(P^)7CC)7}$EICAR-STANDARD-ANTIVIRUS-TEST-FILE!$H+H*
自作しなくても、ここでは、ZIP圧縮、ZIP二重圧縮のファイルをhttp、https両プロトコルでのダウンロードが可能です。
http://www.eicar.org/anti_virus_test_file.htm
ご自分のマシンで、ダウンロード時から正常にスキャンしてくれるか、圧縮ファイルについても自動で検知が可能か、などウイルス対策ソフトがどんな振る舞いをするかについて、こうやって事前に確認しておくのはすごくいい事かもしれません。
ちなみに私が利用しているウイルス対策ソフト「AVG Free Edition」では圧縮ファイルは検知してくれませんでした。(ーー;)
(解凍するとちゃんと検知するんですけどね)
◎ブラウザとメールもテストしてみる
その他、二つほどセキュリティチェックサービスをご紹介。
まずはブラウザから
・Browser Security Test
ここからテストを実行すると、何やら怪しげなレスポンスを送り続けて、利用中のブラウザの危険性を判定してくれます。
・GFI Email Security Testing Zone
こちらはメールアドレスを入力すると、テスト確認のメールが送られてきますので、そこに記載されているURLにアクセスするとテストが開始され、これまた怪しいテストウィルス付きメールが送信されてきます。
プロバイダーのメール対策や、ウイルス対策ソフトのメールチェック機能などの検証が可能です。
(全てのチェックを実行すると10以上のメールが送信されてきます)
